ロゴを再現できるか
ユニフォーム制作において、ロゴを忠実に再現できるかということは、とても重要な要素になります。お客様が思い描いているロゴを再現出来なければこの仕事は成立しません。いいユニフォームを作るコツは、このロゴの再現力であり、デザイン力とも言えます。
デザインがうまく出来れば、ユニフォームの7割は出来上がったも同然なのです。
今では、色々なソフトが出ていますので、「書体のソフトをつかえばいいのでは」と思われるかもしれませんが、ユニフォームに加工するロゴはメリハリが大事なので、市販のソフトでは文字を並べただけのそっけない物になってしまいます。
それでは、プロの仕事としてお金を請求するに値しません。
ロゴのデザインは、これが正解というものがありませんが、ロゴには必ず特徴が有ります。その特徴をつかむということが大事になってきます。
ロゴの再現
例えば、広島カープ型でファイターズと入れたいという依頼が有ります。
右のデザインがそうですが、文字の特徴はどこにあるのか、Cという文字をFに変えたらどうなるのかというように、常に想像力を働かせなければいけません。
また、文字数にも注意を払う必要があります。カープの4文字とファイターズの8文字では、見え方、迫力も変わってきます。
4文字の方が肉厚になりますので、迫力のある文字に見えます。
8文字でも迫力を出すためには、全体のバランスとメリハリが大切になってきます
手書きのデザインを再現
お客様の中には、手書きのデザインで依頼されることが有ります。
この時には、より想像力を働かせなければいけません。
お客様がどのようなイメージを持っておられるのかをつかむためには、厳密なヒヤリングが必要になってきます。
また、イメージに近づけるためデザインを何度か提案することも重要になってきます。
そのような工程をへて、出来上がったのが右のワッペンです。
以上のようにユニフォームを作る際の1番重要なコツは、ロゴの再現力でありデザイン力であります